ミャンマーの状況
国軍と少数民族武装組織、アラカン軍の戦闘は昨年10月27日に開始され、少数民族武装組織側の優勢と伝えられ、いよいよ戦闘地域が西側、ヤンゴン隣地のエヤワディに迫っており、北側ではバゴー管区でも戦闘が発生しています。
少数民族武装組織側は国軍の西部軍管区司令部を掌握したのちさらに勢いづいており、いよいよヤンゴンでも情報が頻繁に聞かれるようになりました。
日本大使館からも戦闘地域拡大に関して注意喚起が出ております。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0095
このような状況ですが、ヤンゴン内では経済活動、インフラは業務が継続出来ない状況になく、弊社、情報を常に意識しつつ、従業員の安全第一に業務を継続しております。
人材の状況は、24年4月以降男性の23歳から35歳の技能実習生のデマンドレター/雇用契約書の受付を政府機関が行なっていなく、技能実習、特定技能制度に影響が出ています。
また、インターネット関連は、SNS接続に必要なVPN接続も制限され始めています。Googleを使用しての検索も出来ににくくなる時間もあります。尚且つ、携帯のOSによっては一部VPNが使用出来ない状態が続いています。
為替の状況ですが、チャット安は現在落ち着いており、市中レートは1ドル4,500MMK近辺まで回復、円に関しては1円30MMK以下となっています。
治安に関しては、夜間の単独外出、危険地域(ヤンゴン周辺)には行かないこと、また観光スポット(ヤンゴンではスーレーパゴタ周辺)には盗難被害も発生しており、特に日本語を話し、巧みに声がけをしてくるミャンマー人には注意が必要です。
カテゴリ別の状況
カテゴリ | トピックス |
ミャンマーへの 入国方法 |
現在、直行便なし。タイ経由が最良かと思われます。日本人は入国に際しビザ取得が必要です。 12月にe-visa以外でアライバルビザも再開されました。また、在日本ミャンマー大使館、現地ミャンマーでビザを取得していれば入国可能です。 e-visa申請URL https://evisa.moip.gov.mm また、8月25日週から、サル痘流行の懸念に伴い、ミャンマー入国時に必要書類の記入が必要になっています。 |
インターネット | 固定回線は、停電の影響と思われるデータ遮断、回線品質の低下が各社で認められます。 一般的なコストは40Mbpsで商業税(インターネットは15%)込みで60,000~70,000MMK/月。 WiFiルーター+300GBのデータ通信プランは、1GBあたり400MMK(約15円)と一般的な携帯データ通信の半値でサービス展開する業者もあります。 |
SNS | facebook、instagram、X、は通常のブラウザー接続は出来ません。 Gmail添付のファイルがダウンロードできなかった時間帯もあります。 何かしらのネット接続制限を中国政府の協力で政府側が行おうとしているとの情報があります。 |
電話 | キャリア ooredoo:通話、データー共に利用可能 MPT :通話、データー共に利用可能 mytel :通話、データー共に利用可能 ATOM :通話、データー共に利用可能 *停電は少なくなっていますが、通話品質の低下が各社で認められ、通話エリアも縮小している感覚があります。 |
電気代 | 弊社入居コンドミニアムは、1ユニット(kWh)当たり、436MMKに値上げされ、電気代はMMKで倍になりました。 現在、水力発電が6割以上を占めるミャンマーは乾季に入り、電力供給の懸念があります。 *一般家庭は2020年当時、20,000MMK程度の電気代が現在80,000~100,000MMKとなっており、停電時以外にも電気を止めざる得ない家庭が増えています。 |
電気事情 | 弊社のあるMayangone(マヤンゴン)地区の輪番停電中、以下の時間が対象となっています。 偶数日 8:00~13:00 →17時以降、夜間停電が起きることもあります。 奇数日 13:00~17:00 →早朝、5:00〜9:00まで停電が起きることがあります。 *一般企業は停電時間の稼働に対し発電機で最低必要電力を賄っている状況です。 |
ガソリン | レギュラー(92RON):3,010 ハイオク(95RON) :3,120 ディーゼル :2,635 プレミアムディーゼル : 3,260 *1リットル当たり 単位:MMK(25年1月1日現在)ガソリンは、3,000MMK/Lを超えた状況が続いています。 また、ガソリンスタンドによっては、上記価格は政府統制後の価格のため、給油の際に上記単価より上乗せされた単価を言われることもあるとのこと。また、闇販売業者(ディーゼル 4,000MMK/Lが相場)も横行しています。 |
為替 | ミャンマー中央銀行 USドル "1US$= 2,100 日本円 "100円=1,330.88 市中レート USドル Buy 4,370.00 Sell 4,440.00 日本円 Buy 27.80 Sell 28.34 *単位:MMK(25年1月1日現在) *トピックス:市中レートで両替を行っていた両替商が一時休店している店舗が多く、両替の需要が多い外国人、技能実習生含め外貨を必要とする ミャンマー人の生活に支障が出ています。日本語を話すミャンマー人の闇両替も増えています。 |
バス | 市中均一 400MMK(3年前は200MMK)1系統当たりだが、区間によっては600MMKもあり。闇営業の乗合バスも増えています。 |
タクシー | Grabで2,000MMK/km、3年前の2倍強。 流しで、初乗り3,000~4,000MMK/マイル、3年前の2倍〜3倍。また、ダウンタウンでの街乗りの運賃は3,000MMK〜です。 |
物流 | DHL:日本からミャンマーへ発送、ミャンマーから日本への発送双方可能 OCS:日本からミャンマーへ発送、ミャンマーから日本への発送双方可能 EMS(小包):日本からミャンマーへ発送不可、ミャンマーから日本への発送可能だが、中身が「電気製品(メモリー含む)」であれば受け付け不可。 国際郵便:日本からミャンマーへ発送、ミャンマーから日本への発送双方可能 |
スーパー、大型店舗 | 大型流通店舗は通常営業しています。 Pro1 Global Home Center:9:00〜17:00 Marketplace by City Mart:7:00〜21:00(店舗によって閉店時間が異なる様です) Ocean Super Center:9:00〜21:00(店舗によって閉店時間が異なる様です) *大型店舗では必ずあった、日本製のカレールー、マヨネーズ、ミリン、醤油等は入荷がされない時が多くなりました。 最近では、韓国製の大手ヌードルも見かけないことがあります。 |
日常生活 | 鶏卵:価格は500〜600MMK/個、3年前の3倍強です。 米:1ピー(約2.1Kg) 6,000~7,000MMK(市中購入価格)3年前の2倍強。 |
人材関連 | 徴兵制度開始の影響で、隣国タイ含め、人材の流出が多く人材の確保に苦労している企業が多い状況です。 高度人材の確保には企業側も相当の努力が必要です。 |
その他
◾️在ミャンマー大使館・総領事館からの安全情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0095
◾️ミャンマー 危険・スポット・広域情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_018.html#ad-image-0
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