作業者 テンポラリー
ChatGPTの登場以来、何に使えるのか?どう使えばいいのかなど、様々な情報が出てきていますが、併せてこれから必要になるスキルとして「プロンプト」が重要だと言われています。
どこか聞いたことがあるような、でも詳しくは知らないこの「プロンプト」について整理しつつ、なぜこれから必要になるのかも見ていきたいと思います。
プロンプト(Prompt)の日本語訳は、「促す」になります。IT業界では、入力を受付できる状態を示すマークのことを言うそうです。
例えば、Windouwsで使うコマンドプロンプトの画面では入力を受付けるマークとして「>」が表示されますが、これがプロンプトになります。これがなぜChatGPTで注目されているかと言うと、AIに対する指示のことをプロンプトと呼んでいます。そしてAIに対して希望するアウトプットが得られるようにプロンプトを最適化することをプロンプトエンジニアリングと呼ばれています。
つまりChatGPTなど自然言語系や、画像生成してくれるAIなど、質問や指示の仕方で得られる結果が変わるため、AIを使う上で最適なプロンプトを考えることが重要になりますので、このスキルがないとAIを有効に活用できない可能性すらあります。
続いて、プロンプトスキルとは具体的に何で、なぜ必要かを見ていきます。
プロンプトを最適化していくためのポイントとして、以下の要素を明確かつシンプルに伝えていく必要があると思います。これ以外にもあると思いますが、私が気にしているの点になります。
これは「指示」で具体的にやって欲しいこと、「制限事項」でやってはいけないこと、「入力データ」で必要なデータを提供しながら、「出力」の形式を指定する、、、といったイメージです。
ポイントとしては、どの段階でもシンプルかつ明確なものにすることだと思います。これができていないと、期待していない回答が出てくる可能性が増えてくるように感じますので、効率が上がるというよりも、そもそもAIを使いこなせるかどうかに関わってくるようにも感じます。
ChatGPTが話題になったことで、多くの人がお試しに触ってみたことだと思います。但し、プロンプトの検討が弱く何となく思いつくままにChatGPTに聞いても、それっぽい回答は得られるものの活用のイメージまでは難しいと感じた方も多いと思います。
ここから先は個人の感想ですが、対AIに限らず対人間であっても「シンプルかつ明確」に指示や依頼を出すことは難しいと感じます。特に日本では曖昧な指示や依頼の中で仕事が進んでいくことも多いと感じていますので、改めてプロンプトをスキルとして認識して、強化していくことが必要だと考えました。
これは自社内の人間であれば顕著だと思いますが、外部のリソースを活用するアウトソーシングの際も同様だと感じています。
今後の労働力不足を考えると、自社以外へのアウトソーシングやAIとの共存は必要になってくるのだと感じています。とはいえ、AIが¥は万能なのではなく、特性に合わせて使う側の人間が必要なスキルを身に着けていくことも大事になります。
当社では初めての海外アウトソーシングでも、安心してご利用できるようなフォロー体制を構築しております。ご興味がある方は、スタッフまでお気軽にお問合せください。
それではまた。
アンドファン株式会社
中小企業診断士 田代博之