作業者 テンポラリー
先日、Dijima~出島~様で「海外BPO徹底活用セミナー 〜ミャンマーBPO(ビジネス・プロセスアウト・ソーシング)活用事例〜」と題し、セミナーを開催させて頂きました。
国内での人的リソースが不足/高騰している中で、外国人採用以外の手段として海外BPO(アウトソーシング)が注目されていますが、セミナーではどんな業務がアウトソーシングできるのか?から、どんなところに落とし穴があるのか?などのお話をしました。
また現地の様子や、実作業を行うメンバーの登場など、皆さんが気になるところも踏まえて、お話しました。
本日は、過去の記事も使いながら、要点を整理していきたいと思っています。
まずは皆さんが気になる点として、ミャンマー現地の様子がどうなっているのか?について、大きく2つの観点で現地責任者よりお話しました。
1つ目はコロナウィルスによる影響で、公共交通機関が動いていなかったり、飲食店が閉店したりと、特に生活インフラに影響が出ています。
但し、弊社では第1波のころから在宅勤務に切り替えていたことから、お客様にご迷惑をおかけすることがないように業務を続けられています。現在ではオフィスも移転し、一部メンバーとは同居しながら、在宅ワーカーと併せて業務を行っています。
2つ目は、オフィス移転が落ち着いた2月1日に、日本でも連日ニュースに取り上げられているクーデターが発生し、これによりデモ、ストライキ、通信回線の遮断などが起きています。
現地日系企業は休業や撤退を決定した企業も多くありますが、弊社では、デモが激しくなっているダウンタウンから離れたところにオフィスを移したこともあって業務を継続させることができています。
まだまだ状況は落ち着いていないためリスクはあると考えますが、逆に金利、人材確保などの面ではチャンスととらえられる状況もあるため、メンバーが一丸となってこの苦難を乗り切るつもりで、撤退は視野に入れておりません。
続いて、BPO(Business Process Outsourcing)の話をさせて頂きました。
過去に「海外BPOサービスのメリットと注意点」でお話させて頂いたように、海外BPO(アウトソーシング)を行う目的は、コスト削減が多いと思っております。
若い労働力を確保して、比較的単純作業を委託することで、国内で実施するよりも低コストで実現することができると思いますが、注意すべき点もあります。
例えば記事の中でも触れていますが、日本ではある程度のセキュリティが確保されているのが普通ですが、海外BPO(アウトソーシング)では、委託側が注意して確認をし判断していくことが必要になります。またインフラ面でインターネットも安定しているかを確認する必要があります。特に日本ではどこの通信会社でも一定以上の水準にありますが、海外においては注意する必要がでてきます。
後は、日本人財の場合も同じですが、スキルや経歴だけでなく、コミュニケーションや性格、考え方などの内面を、日本人財よりも注意深く見ていくことが必要になります。ここがうまくいかないと、余計にコストが掛かったり、業務が円滑に進まなくなったりしてしまいます。
当日は、この他に多くの事例とそこから得られるものも紹介させて頂きましたが、こちらについては、こちらでは割愛させて頂きます。
ご興味ございましたら、スタッフの方までお声がけください。
当日はたくさんの方にご参加いただき、多くのご質問も頂きました。参加されていた業種も多岐にわたっていたので、関心の高さが伺えました。
また弊社では、個別に海外BPO(アウトソーシング)の、ご相談も無料で行っておりますので、お困りごとやご不明な点等をお気軽にお問い合わせ下さい。担当者より折り返しご連絡させていただきます。
それではまた。
アンドファン株式会社
中小企業診断士 田代博之