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セミナーに登壇するとき・・・何が必要か

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semina

 

おはようございます。

前回の記事「IoTの認知率と活用率を探ってみる」でも書いたように、最近セミナーやイベントの準備を頑張っているのですが、今年もセミナーなど人前でお話する機会を多く頂いています。

また私が所属する中小企業診断士の協会でプレゼンスキルアップ研究会という会の代表をやっているおかげで、有償/無償併せて、月に1回程度のペースでお話する機会を頂いています。

そんな中、セミナー登壇に対して話をすることに対し、どうやっているのか?と聞かれることが多かったため、私なりにセミナー内容のまとめ方を大筋の流れで記事にしていきます。

セミナーを考える:ゴールの設定

私はプレゼンテーションの場は「自分の話を聞いてもらって相手の行動を変えてもらう」ために有効な手立てだと考えていて、セミナーであれば知識や経験などを伝えながら今日からでもできることを伝えつつ、実践してもらうことが大切だと考えています。

例えば、人に何かを伝えるだけであれば、電話やメールでもいいですし、セミナークラスの内容があれば書籍やWEB記事などでも構いませんし、むしろ効率はいいと思います。それでも実際に合ってセミナーを行うのは、書かれている内容だけではない部分も伝えながら、人の心を動かすために有効だからだと考えています。

セミナーのテーマは色々ありますが、一番初めに考えることはゴールを考える、つまり「相手にどんな行動をして欲しいか」から、考えるようにしています。

セミナーを考える:方向性を考える

ゴールを定めるうえでも大事なことですが、メインターゲットがどんな人なのか?を知ることがとても大事です。これがないと聴衆を置き去りにして、話したいことだけ話してしまったり、一般論の話になってしまったりと、あまりいいセミナーにならないことが多いように思います。

メインターゲットをイメージ出来たら、置かれている状況や考えていること、悩んでいることなどを出来るだけ具体的にイメージして、紙に書き出していきます。その中で、何を伝えてどう変わればハッピーになるのかを考えていきます。

その上で、私の場合はセミナーを通して伝えていく、キーとなるメッセージや言葉を考えていきます。例えばキング牧師の演説の場合であれば「I have a dream」のように、話の中で一貫して使う言葉を用意して、大まかな方向性をつけていきます。

セミナーを考える:骨子を考える

大まかな方向性が出来れば、ゴール(相手の行動を変える)に向けて「何を伝えるか?」の大まかな項目を洗い出します。例えばなぜやるのか?どんなことをするのか?他の人はどうなのか?効果は何か?など、人を説得して動かしていくために必要な大きな話の流れを作っていきます。

その後は、大きな流れの中で少し細かい項目を作っていきます。例えばなぜやるのか?であれば、背景、やらなかった未来、明るい未来とかを示しながら話していくなど、要素に分解していきます。

私の場合はここまできてやっと、資料作成のためにパワーポイントなどのソフトで粗い資料を作っていき、徐々に表現を工夫したり、内容を詰めたり、順番を変えたりと、徐々に内容を煮詰めていくことになります。

ここからは細かい表現のテクニックや方法はありますが、概ねここまでできればセミナーコンテンツとしては山場を越えていると考えています。

最後に

今回は資料を作り始めるまでの大まかな話になってしまいましたが、細かいテクニックを駆使するのは資料や表現のところで、全体の話を作っていく部分は王道のやり方になるかと思っています。

これらは私自身の作り方ですが、総じて先に資料作成やどう伝えようか?から入ってしまうと、行き詰ってしまうように感じていますので、まずは大きな流れを考るところから始めてみてください。

それではまた。

 

アンドファン株式会社

中小企業診断士 田代博之

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