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ミャンマー視察の前後でイメージは変わったのか

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おはようございます。

近年、世界中から注目を浴びているミャンマーの最大都市であるヤンゴンへ、3泊4日と短い期間でしたが視察に行ってきました。訪問先は、ミャンマー進出を果たした日本の中小企業を中心としながら現地企業へも訪問し、進出においての体験談や苦労話、今後の展望などをお伺いさせて頂きました。

私なりに視察目的をもって日程を組みましたので、正直観光らしいことはほとんどできていませでしたが、恐らくパックの視察ツアーでは行かないような場所や企業様へ訪問することができ、普段聞けないお話も聞くことができたので、大変有意義なものになりました。

今回は、渡航前に抱いていたミャンマーへのイメージをまとめながら、視察を通じでどのように変化したかをまとめて行きます。詳細は別記事でまとめて行こうと思いますが、全体的なイメージを掴んで頂けたら幸いです。

ミャンマー視察の目的

まずは今回のミャンマーへの視察にあたり、私なりに目的を策定していました。大きく分けると下の3つになりますが、全体として「現地のリアルな状況を見聞きし、肌で感じること」に重点を置いていました。

  • 訪問企業の苦労や本音を聞く
  • 出来るだけローカルの人と話をする
  • 観光客向けになっていない場所を見る

訪問させて頂く企業さんもできるだけ中小企業さんにご協力頂き、成功談よりも苦労話や本音のところをお話頂きました。またミャンマー観光で訪れる場所だとなかなか現地の状況を見ることができないと考え、ホテルもローカルな安宿(20USD以下)にして現地の方との交流も行っています(これが後に大変な思い出になりましたが・・・)。

ミャンマーへのイメージ変化

ミャンマー渡航前に、WEBなどを通じて漠然と抱いた私のイメージと、ミャンマー視察を通じて変化した私の認識をまとめます。あくまで私の感想である点はご了承ください。

1.ニュースで日系企業の進出や国際協力があるので、日本と関係が深い

スーパーで日本メーカーの商品を少し見たり、日本で聞く料理が食べられたりする程度で、思っていたより日本を感じることはありませんでした。目立つのは中国、韓国で英語のモノが多いのは、シンガポール経由でしょうか。但し、日本の車はものすごく多く走っています。
また電車は日本のディーゼル車が入っていました。画像はヤンゴンセントラル駅の隣、ボージョーマーケットの裏にある駅(日本でいう新橋?)です。走行スピードは遅く、聞くところによりと時速15Kmとのことです。

 

2.事件/事故のニュースも多く、少し治安に不安がある

ヤンゴンのダウンタウンは夜になると人がいなくなりますし、普通に歩いていて外国人として見られることも少ないように思います。ミャンマーはもともと他民族の国家で、外国人観光客が増えてきたことが影響していると思います。物売りやひったくり紛いの強引な接触も無いので、特に心配になることはありませんでした(かわりにタクシーの営業は多いです…)。
夜間に一人で出歩かないなど、一般的な海外旅行でも言われる注意点を守っていれば、特段治安が悪いとは感じませんでした。画像は昼と夜の同じ通りの写真です。

 

3.インフラ面が未整備でネットが通じず、停電も起こる

インフラ面では、ダウンタウン近辺はある程度整備されていましたが、少し離れると道路状態も悪くまだまだな印象です(歩行者通路にところどころ穴も開いています)。ヤンゴンは2輪が禁止されているため、タクシーがものすごく多いです。
ネット環境は、施設やホテルでは無料のWifiも多くあったので、メッセンジャーレベルや簡単なWEB検索では困ることはありませんでしたが、通信速度は速くないので重たいサイトはなかなか表示されません。逆に現地のSIMを購入すれば、GoogleMapでも快適にインターネットが出来ていました。
電力面は、水力発電が主流のミャンマーでは乾季になるとよく停電すると聞いていましたが、滞在中に停電が起こることはありませんでした。施設に発電機が整備されているせいだと思いますが、工場などの商業用では電気で頭を悩ませることは多いようです。

4.経済成長しているので、活気がある

肌感覚として活気はあります。ミャンマーでは外国資本によって商業施設やホテルなどが多く建設されているため、日本と変わらないかそれ以上の光景も見ることができます。但し、車で10分程度離れると新興国らしい光景が広がりますし、新しく出展した店とローカル店との差が激しく、少し不思議な光景です。また休日だったことも有り、ローカルの映画館はすごい人だかりができていたことが印象的です。
画像は新しいボージョーマーケット(左)とスーレースクエア近くの交差点(右)です。

 

5.通貨はチャット(MMK)で、日本と比べれば物価は安い

通貨はチャットで、価格の表示は通貨記号の「Ks」を使っています。ミャンマーでは硬貨を使用することはなく紙幣のみを使用し、私が確認できたのは、100,200,500,1000,5000,10000の6種類です。両替屋ではきれいなお札をくれますが、おつりはかなり汚いお札に変わります。日本円はすべての札で両替できるようですが、10,000円札では「11.8」、1000円札では「11.4」とレートが変わります。
物価は、外資のものは少し安い程度でそんなに変わりません。ローカル店やタクシーなどは数分の一程度の価格ですので、安く感じます。

6.ロンジーを着てタナカ(Thanakha)を顔に塗っている

ロンジーもタナカもとてもよく見ます。半分以上の方はこのスタイルだと思います。しかし最近ヤンゴンのダウンタウンでは洋服の人も多く、タナカも塗っておらず、普通に化粧をしている人も見かけます。ちなみにミャンマーの学生は深い緑色のロンジー(画像)を着ています。

7.年齢は若くて小柄でおとなしいイメージ

街を歩いていると、ミャンマーは本当に若い人が多い印象を受けます。特に働いしている人は本当に若いです。現地の方は少しシャイな印象で、こちらから話しかけると気持ちよく笑顔をくれますが、ぐいぐい来ることはありません。多くの人がスマホを持っているのですが、日本のようにスマホをいじりながら歩いている人はほとんどいないところも印象的です。
画像はヤンゴンの日本語学校の生徒さんで、慣れているのかもしれませんが日本人が来てもまじめに勉強を続けています。

8.東南アジアによく見る露店/屋台が多い

ヤンゴンのダウンタウンで、露店や屋台はものすごく多いです。厳密には営業してはいけない場所もあるようですが、お構いなしです。主にフルーツや調理した料理、雑貨や小物などまちまちです。正直、私は試す勇気が出ませんでしたが、一部では手袋をして調理している人もいたので、これから変わっていく可能性を感じました。

9.水や食べ物にはまだまだ不安がある

上記の屋台もそうですが、ローカルのお店では衛生面で不安を感じます。ある程度、キレイにしている店舗では食事も水も問題ありませんでしたが、なかなかチャレンジする勇気はわきませんでした。
また日本でよく見かける料理も多く有るのですが、なぜか少しだけカスタマイズがされています。これがミャンマーの方の口に合うかはわかりませんが、少し微妙な味付けになってしまっています。ちなみに画像は、大手メーカーのルーをシャバシャバにして、ニンニクで味付けたカレー(約250円)になります。

その他

全体を通した感想として「日本人に合っている」と感じています。人柄はどこか日本人に似ている点や、英語圏ではないので単語を並べた英語レベルでも不自由は少ないです。
またミャンマー視察に訪れる際に注意することといえば、入国審査時にeビザが必要になるので事前に取得していかないと面倒が多いことくらいでしょうか。飛行機もヤンゴン国際空港への直通便は少ない(関西からは無い?)ですが、香港やバンコクでの乗り換え便があるので、そこまで困ることはありません。

電子機器も240Vに対応していれば変換プラグが無くても対応可能で、新しい施設では所々にコンセントが配置されていることもあるので、むしろ日本よりも国際対応出来ていると感じました。何故かON/OFFのスイッチがあるのは謎ですが、私はOFFの状態に出会うことはありませんでした。

如何でしたでしょうか?少しはミャンマーに対するイメージが沸いて頂けたら嬉しいです。
次回以降では、今回の視察で訪れた会社さんの紹介などを記事にしていきたいと思っています。
それではまた。

アンドファン株式会社
中小企業診断士 田代博之

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