作業者 テンポラリー
おはようございます。
先日「IoT検定合格者が紡ぐ、地域に根差したIoTコミュニティ」の記事で紹介させて頂きましたが、IoT検定合格者による「IoTプロコミュニティ」で、大阪メンバーによる8月度の活動が行われました。
今回が初となるイベントで参加者は試験に関係なく、IoTに興味のある方に広くご参加を頂きました。本日は簡単にまとめながら、ご紹介を兼ねてレポートをまとめてみます。
IoT検定プロフェッショナル・コミュニティ(略称をIoTプロ・コミュニティという)は、IoT検定合格者で構成され、IoTスキルをより深めることを目的として活動を行っております。また企業や行政機関からの求めに応じて、派遣・紹介できる仕組みを作り、IoT導入を加速化させていきたいと考えています。
大阪では3つの活動方針を掲げて活動を行っております。
8月度は広くたくさんの方に知って頂くことを目的とし、事務局からコンサルタント、現場、技術者のそれぞれの目線でIoTに対する取り組みや考えを共有し、相互研鑽の場と交流の場となるようにコンテンツを組んでいきました。
今回は、IoTプロコミュニティ大阪としての活動が初めてになるので、どのような方が参加してくれるのか?、何名くらい参加してもらえるのか?、何を聞きたいのか?など手探りの部分が多い中でしたが、6名の方に参加頂きました。
まずはIoT検定の紹介からスタートして、IoTプロコミュニティ大阪の紹介を簡単にさせて頂くところからスタートです。その後はそれぞれの立場からのプレゼンに移ります。
まずはコンサルタントとしての立場から。IoTの導入パターンをユーザー側/メーカー側に切り分け、それぞれの目線からポイントと事例紹介をして頂きました。
実際に携わった事例からは効果やデメリット、今後の改善ポイントなども共有して頂き、その後は今後「どのような働き方になるのか?」について、コンサルタントらしい観点で今後の動向などをお話頂きました。
続いては私が現場の目線から「現場では何が起こっているのか?」について、事例を交えながらプレゼンをさせて頂きました。
今回は、多くの商品やサービスが出てきていることから、商品選定時における商品以外の部分の検討の重要性と、検討段階や重要度に合わせた柔軟な選定をすることの重要性を共有させて頂きました。
また「安く簡単にIoT化」のワードが流行していることと、「検討に時間がかかる」ことから目的や目標を定めることの重要性、活用方法や改善活動を行うことの重要性、ある程度の知識が必要になることを共有させて頂きました。
最後は技術者の立場からとなります。ICTシステムを支える技術の変移から、IoTに必要となる技術をお話頂き、これからのデジタルビジネスに必要な技術をお話頂きました。
技術者としては、「全体を知る必要はあるが、全部に対応することは無理」という言葉が印象的です。技術者として専門分野や領域を持ち深めていくことは重要だが、それぞれの技術が相互連携して大きな価値を生み出すので、全体を理解する必要があるとのことです。
イベントの終了後に参加者の声を集めてみましたが、思ったよりも好評を頂けましたので安心しながらも、これからは色々と趣向を変えて積極的な活動ができればとも考えました。
IoTは携わる領域、必要な知識や技術が多岐に渡っていることから、それぞれに専門性をもった人が繋がっていき、知識をや経験を共有したり、多くの視点で捉えたり、連携して動いたりすることは、とても重要なことだと感じています。
地域に根差した「草の根IoT活動」を大阪で続けてまいりますので、ご興味ありましたらお気軽にご参加ください。
それではまた。
アンドファン株式会社
中小企業診断士 田代博之