作業者 テンポラリー
Thingyan Water Festival
パダウの花咲く4月。この花が咲くとティンジャンが近づいていると感じられます。
4月にしか咲かないこの花はティンジャンのシンボルとも言われています。
ミンガラーバ!!ネーカゥンイェラー!!こんにちは。お元気ですか?
今日はミャンマー最大のイベント水掛祭りティンジャンについてご紹介します。
ミャンマーの祭りの多くは仏教に関連して10月から4月の乾季に行われます。
4月に行われる水かけ祭りはビルマ暦の新年を迎える祭りで、ティンジャンと呼ばれ、ミャンマーではこの新年の前後一週間が休みとなります。
新年を迎える前、旧年の汚れや苦しみを水で洗い流すという意味を込めて、水を掛け合うのが伝統の水かけ祭りです。。
街中のあちらこちらにステージを作り、そこで豪快に水を掛け合い、伝統料理である団子などの食べ物をごちそうし新年を祝うのが習わし。
パゴダに向かう人や僧侶、妊婦やお年寄り、郵便配達員にはかけない習慣もありますが、それ以外の人はびしょぬれになるまでかけられます。
ミャンマーで二番目に大きいインレー湖の水かけ祭り。ボートに乗って寺院や水上で暮らす人々の暮らしを垣間見ることができるので、観光客にも人気のスポットです。ボートに乗っているから、湖だから安心なんて思っていると・・・。
ハイ。容赦なく放水隊は待っています。待ち構えていたようにホースでかけられます。
1年に一度のお祭りですから湖上であっても容赦ありません。
つぶらな瞳で幼い子がバケツを持って寄ってきたらもうかけられるしかありませんね。
中には水鉄砲をもって待っている子供もいてボートを待ち失せしていたりもします。
可愛いスナイパーですね。もうびしょ濡れの観光客。ティンジャンの時期はびしょぬれ楽しむしかないのです。
もし、水掛祭りの時期に観光するならこれだけは持っていきましょう。
顔や頭はゴーグルと耳栓はご想像どおりです。顔や頭は避けてくれますが穴という穴から水が入ってきます。これはやばいです。
最低の装備として持っていったほうがいいです。サングラスなんてすぐどこかへ飛んでいってしまいます。
続いてジーパン。「どうせ濡れちゃうから水着」なんて甘いことを言っていたら戦いに敗れます。暑いのに何でジーパン???
とお思いでしょうが、ホースなんて可愛いものではなく高圧洗浄機で水をかけてくる輩も大勢いるからです。
水着なんて見つけたらそこをダイレクトに狙って放水。
ペラペラの水着なんてひとたまりもありません。帰るころには真っ裸です。
しかもホースでちょろちょろなんて可愛いものじゃなく高圧洗浄機で狙ってくるのでなので痛いの痛くないのって・・・。痛いです。
クリティカルヒットです。
現地の人はそれがわかっているのでほとんどの人が厚手のジーパンをしっかりはいています。
携帯電話はもちろん防水用の袋に入れておきましょう。しかもしっかり肩掛けのカバンに入れチャックを閉じておかないとカバンごと高圧洗浄機の水でどこかに飛ばされます。出来たら防水機能付きの携帯のほうが安全です。
帽子も飛ばされないようストラップを付けておきましょう。40℃近い暑さなので帽子は必需品です。こちらも水圧で飛ばされないようにしっかり止めておきましょう。
長袖のシャツは日焼け防止もありますが、1日中水浸しなので長袖のほうが過ごしやすいです。
しかも高圧洗浄機の水だけでもダメージがあるのに氷水を掛けてくることもあります。
若者たちのコミュニティーがやたらにやにやと笑って近寄ってきたらアウト!頭から氷水が降ってきます。
かけるというよりは叩きつける感じです。これは冷たいというよりかなり痛いです。
ここまで本気のお祭りはなかなかありません。ミャンマー中の人々が水をかけることに命を懸けてるお祭りなのです。
疲れ切ってでホテルに帰ったころはかなりのダメージを食らっています。でもいい思い出になる楽しいお祭りなのです。
ティンジャンの間は期間限定で地元の寄付による無料のレストランが開かれます。
異国情緒にあふれた雰囲気。色とりどりの傘がなんともおしゃれですね。
以前にもお伝えしましたがミャンマーの人々は信仰心に溢れ慈悲深く良い来世のために寄付することを惜しみません。
このレストランでは訪れた人々で賑わいます。このレストラン以外でもあちらこちらでお団子なども振舞われちょっと一息つける瞬間。
人懐っこい笑顔でもてなされたら旅の疲れも癒されるのではないでしょうか・・・。
コロナや紛争で盛大なティンジャンはここ数年行われていませんが平和な時が早く訪れることを願うばかりです。
水かけ祭りが終わると最も暑い暑季が訪れます。。ミャンマーの季節は、乾季は11~3月、雨季は6~10月、暑季は4~5月、と言われています。
日本の初夏が最も暑い季節なんですね。
短い暑季が過ぎると雨季。雨季と言っても日本のように一日中雨が降り続くわけではなく一日に数回スコールが襲います。
このスコールは半端ないもので、傘など役に立たないほど。豪雨や洪水で鉄道も寸断されるほどのスコール。旅行で訪れるなら雨季は避けたい時期でもありますがミャンマーの電力供給は主に水力発電が担っているので、雨季のスコールはミャンマーにとっては大切なエネルギーの源なのです。毎月の降水量が500mmというから驚きですね。日本では300mm降ることは稀と言われています。しかし雨季が長い・・・。
乾季には「停電も致し方無い」とされているミャンマーですが雨季は安定した電力供給が望めるわけです。
乾季も暑季も雨季も自然の全てが大切なのですね。
ミャンマーについてビジネスや情勢など詳しく知りたい方はお気軽にお問合せください。
それではまた クィンピュウバーオウン!さようなら。